北斗市は北海道の南西部に位置し、南を津軽海峡に接し、函館市・七飯町・木古内町・厚沢部町(檜山管内)に隣接している。
もともとは漁業・農業の第1次産業が中心であったが、その立地の良さを生かしてセメントや石油精製の町として知られるようになり、発展をつづけた。また、中核市である函館市に隣接しているとことから交通網の発達により工業団地に多くの各種企業が進出し、宅地化も大きく進んだ。
旧上磯町は道内2番目の人口を有する町(当時、約4万9千人)であったが、平成18(2006)年2月1日、お隣の旧大野町との合併により北海道35番目の市として北斗市が誕生した。市名は1308個に及ぶ市民からの応募の中から選定されたものである。
また、平成28(2016)年3月26日には北海道新幹線の開業に伴い、市内に「日本最北端の新幹線駅」「北海道の玄関口」である新函館北斗駅が置かれ、今後のさらなる発展を予感させている。
本校は、伝統的に部活動が盛んでバドミントン部・卓球部・陸上競技部・サッカー部・吹奏楽部など、全国大会でも優秀な成績を収めている部が切磋琢磨し合っている。ロンドンオリンピック(2012年)にバドミントン男子シングルス日本代表として出場し、準々決勝まで進出した佐々木翔選手は本校OBである。
令和3年度現在、20,640人の卒業生を世に送り出しているが、地元はもちろんのこと、道内、全国、そして世界で活躍されている先輩の存在も在校生たちの大きな励みとなっている。
昭和22(1947)年6月1日(現在の開校記念日)、戦後教育制度の大改革により上磯小学校の校舎の一部を間借りして上磯中学校が開校した。同時に谷川小学校校舎に谷川分校を、沖川小学校校舎に沖川分校を設置した。
昭和23年には新校舎を落成させ移転をした。さらに昭和24年には谷川分校を、昭和25年には沖川分校を統合した。
昭和25年には、函館水産高校内には浜分分校を設置したが、昭和27年4月1日浜分中学校として分離開校した。
平成元(1989)年、プラネタリウムを有する近代的な新校舎を現在地に落成させ移転した。
平成18(2006)年2月1日、上磯町と大野町の合併により北海道35番目の市として北斗市が誕生し、校名を「北斗市立上磯中学校」として現在に至っている。